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若冲展@相国寺-動植綵絵と釈迦三尊像、120年ぶりのご対面- [展覧会@日本美術]

関西アート三昧:4日目


関西アート三昧、どれも自分の中では甲乙つけがたい展覧会ばかりだけど、
やはり目玉はこれだと言わざるをえないだろう、泣く子も黙る、「若冲展@相国寺」がオオトリ。

昨年、三の丸尚蔵館にて5期に渡って展示された「動植綵絵」。
これが全30幅が一堂に会した上に、相国寺にお里帰りして
「釈迦三尊像」3幅と120年ぶりにご対面なんて、駆けつけずにおられようかと。



↓チラシ
  


↓チケット
 
やっぱり葡萄~。

 

会期末に近づいた5月末、昼過ぎに到着なんて出遅れ過ぎ。
90分待の看板に迎えられ、チケット売場迄、約1時間。
そこから更に美術館入口迄、1時間弱。
こんだけ並んだのに、ボリュームの少ない本1冊読み終わらないどころか
2,30頁しか進まない自分って一体・・・。

行列ぶりに混雑を覚悟したものの、入場制限しただけあって、
展示室の中の混雑はそんなに(予想よりは)ひどくなかった。
流石に後戻りは不可だけれど。

目当ては動植綵絵とはいえ、その前に現れる、第一展示室の作品の数々の素晴らしいこと。
味のある水墨画はもちろんのこと、金閣寺の「鹿苑寺大書院障壁画」全50面の一括展示の豪勢さ。
床の間を原寸大で再現したという「葡萄小禽図」「月夜芭蕉図」なんて、
照明は暗いながらも、その雰囲気に圧倒され、その風雅さに呑まれるばかり。堪らんかった・・・。
これは、絵の写真だけ貼っても伝わらないだろうから、敢えて省略。
展示の様子をご覧になりたい方は、こちら↓のTakさんのブログでどうぞ。
先行プレビューに駆けつけられただけあって、解説も写真もばっちり。
 http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1014


もうこれだけでうっとりなところに、いよいよ第二展示室の「動植綵絵」に突撃。
が。残念なことに、人の捌き方が悪く、最後尾に並んでるのに列は進まない上に割り込まれ。
ダ・ヴィンチ展の「受胎告知」よろしく立ち止まり不可にまではしてほしくないけど、
最前列と第二列をロープはって区切るぐらいはしてよかったんではないかと。
細部に関しては、見逃した第1期以外は三の丸尚蔵館でオペラグラスにて
そのど迫力を堪能してるので、雰囲気重視で観ようと思ってたけど、
やはり人の頭で遮られるのも嫌なので辛抱強く最前列に並ぶ。

・・・素晴らしかった!
が。自分の視界が狭いのだろうか、「釈迦三尊像」と「動植綵絵」が一堂に会した様を
この目に焼き付けておきたいと思ったのに、会場が視界に納まり切らぬが故に一望出来ず・・・。
・・・不完全燃焼・・・。


鑑賞後はショップで三の丸尚蔵館でも買った「動植綵絵」の絵葉書を一揃いまた買いながら
(一応、製造は別なもので)、そそられる虎の絵のTシャツ(葉書一揃いと同じくらいの値段)も
手拭も我慢、でもポスター大小は買うなんて微妙なお買い物。
図録は勿論購入だけど、品切れで送料無料の予約注文。(重い荷物が減ってラッキー。)
図録は、動植綵絵が1頁につき1枚な上に、細部のアップもあったりなんかして、なかなか満足。


そして最後は、遠巻きに若冲のお墓参りで終了。
 左から藤原定家、足利義政、伊藤若冲のお墓。


なんだかあっという間だったな。でもほんと、こんな稀有な機会に立ち会えたことに感謝。
今回は時間がなくて、石峰寺にはお参り出来なかったのだけど、後から
五百羅漢が破壊されたニュースを知ってショック。
子供のいたずらとはいえ、お地蔵さんを壊すのが面白いなんて・・・
信仰心だとか学術的価値云々以前に、仏さんを壊すことをなんとも思わないとは、
日本人がそんなことするなんて、信じられなかった。
ことに京都の人は、人一倍、地元の文化に愛着を持って大事にしているとばかり
思っていただけに、尚更。一度壊れたものは元には戻らない。罪を償うことすら出来ぬのだよ!


さて、重い気分で締めくくるのもなんなので、気を取り直して、今回の画像はこんなで。
展示順に並べてみたり。

                       
         
                  普賢菩薩像 釈迦如来像 文殊菩薩像

                           
梅花小禽図 牡丹小禽図 老松白鳳図         老松孔雀図 芍薬群蝶図 梅花皓月図      

               向日葵雄鶏図                    南天雄鶏図

               秋塘群雀図                        蓮池遊魚図 

               椶櫚雄鶏図                       老松白鶏図 

               雪中錦鶏図                       雪中鴛鴦図 

               芙蓉双鶏図                       陽花双鶏図 

               梅花群鶴図                       老松鸚鵡図 

               芦雁図                                   芦鵞図 

               桃花小禽図                        薔薇小禽図 

               大鶏雌雄図                              群鶏図 

               貝甲図                              池辺群虫図 

               紅葉小禽図                        菊花流水図 

               群魚図(鯛)                        群魚図(蛸) 

 動植綵絵に関しても、やはりTakさんのブログを参考にさせて頂きました↓有難うございます!
 http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1012

 


 ・・・いつか、マグリットの「光の帝国」も全作品揃わないかなあ・・・(ぼそっ)。


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コメント 4

Tak

こんにちは。
TBありがとうございます。

一目瞭然とはこのことですね!
素晴らしい!!
お作りになるの大変でしたでしょう。
永久保存版ですね。この記事。
by Tak (2007-08-30 14:09) 

m25

>いっぷくさん
  イギリスにも若冲作品はコレクションされてるのでしょうか。

>Takさん
 お褒め頂いて恐縮です。
 鑑賞記を書こうにもあまり文章自体が浮かばなかったので、
 絵を並べてみました。 
 クリアファイルを買えばスキャンが2回で済む、という考えも
 頭をよぎったのですが、三の丸尚蔵館で購入済にも関わらず、
 絵葉書一揃いを買って一枚一枚スキャンしました。
 もっと画像がはっきり見える方がよいのですが、
 並んでる感じを出そうと思ったら小さめになってしまいました。
by m25 (2007-09-03 23:22) 

いっぷく

日本美術は大英博物館、V&Aミュージアムなどに展示室を設けていますが見当たらないと思いましたが、どちらのミュージアムも展示品以上にコレクションを保有していると思われます。
作品も入れ替わることもあるので出てくるかもしれません。
大英図書館も含めて3箇所所蔵品の検索をかけてみましたがいづれもありませんでした。
by いっぷく (2007-09-16 14:27) 

m25

>いっぷくさん
わざわざ調べて下さったのに、お返事遅くてすみません。
検索かけても出てこないということは、持ってないんでしょうか。

最近は、日本にギメのコレクションが里帰りしたり、
金刀比羅宮の展覧会がフランスまで巡回したりしてるので、
フランスの方が浮世絵とか好きなのかと思いそうになりますが、
前に教えて頂いた虎の絵とかもあるから、イギリスにも沢山日本の美術品は
あるんですよね。
両国間でコレクションや好みの相違なんてあるのかなあ、なんて考えたりします。
by m25 (2007-09-24 02:20) 

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